Home » 教師紹介 » 教師研修へのこだわり » 2011.07.17

教師紹介

教師研修へのこだわり

7月度第二部教師研修を実施しました。

7月3日の第一部に引き続き、17日には第二部の研修が行われました。

今回の研修は「教授法」について。教師が一番知りたい、素晴らしいレッスンを提供する方法を学んでもらいました。

まずは教師一人一人に、「バイリンガル教師」の凄さを理解してもらいました。
生徒AさんとBさんがいるとします。Aさんは日常会話の英語が出来るレベル。
Bさんは単語をやっと言えるレベル。これらの教師に相応しいのは、「モノリンガル」の教師か、それとも「バイリンガル」の教師か。
モノリンガル教師であれば、Aさんを教える事は問題がないでしょう。しかし、Bさんとなると意思の疎通が大変です。
バイリンガル教師になれば、AさんはもちろんBさんを教える事も出来るのです。なぜなら、Bさんに対して日本語を使える事や、英語にしても、どの様な単語や表現を使えば良いのかが分かるからです。
この様な能力があるバイリンガル教師の皆さんは、本当に貴重な存在であると同時に、その強みを最大限にレッスンでも発揮して欲しいと話しました。

研修風景1

教授法~プランニング~

良いレッスンを提供する為にまず行わなければならない事があります。
それはプランニング。そう、レッスンをしっかりと計画して準備する事です。
その為には、最初に生徒様と教師の間で、目標を確認しなければなりません。
例えば、最終目標が“旅行で使えるようになる”であれば、そこから教師が目標を更に細分化、そして具体化して行かなければなりません。
いつまでにその目標を達成したいのか。1年後なのであれば、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月と期間を決めて、それぞれの期間中の到達目標を決めます。
そうする事によって、教師も生徒様も、レッスンや自宅学習で何をすれば良いのかが分かります。
また、教師は全てを逆算して考えるのです。
1年後の目標が分かったら、そこから3ヶ月毎の目標を決まる。3ヶ月毎の目標が決まったら、更に毎回のレッスンの習得ポイントを決める。そして、毎回の習得ポイントが整理されたら、四技能を意識して、毎回のレッスンの計画をする。
そして、実際にレッスンを行っていき、3ヶ月毎にそれぞれの目標を達成できているか確認を行い、出来ていない場合には軌道修正をする。

研修風景2

教授法~レッスンで重要なポイント~

ここからは実際のレッスン内で、教師が覚えておくべきポイントを9つ紹介しました。
その中のいくつかをご紹介します。

  • 生徒様の立場に立ったレッスンを提供する。
    これはベテラン教師に良くある事なのですが、「これくらいの知識はあって当然」と考えてしまい、文法用語を多用する事や、逆にやる気のある生徒様に対して、「この人のレベルはこの位だから」と勝手に決め付けて、簡単すぎる内容を行ってしまう等、生徒様の立場より、自分の思いこみから判断をしてしまう事がある。これは生徒様のやる気を無くさせる可能性が大変高い危険な事なのです。常に生徒様一人一人をしっかりと見て、話し合いながら内容が適切か判断する事も教師に求められます。
  • 間違いに気付かせる事も重要。
    生徒様が“I bought book.”と言ったとします。それをI bought a bookとただ直すだけですと、生徒は“あ~、間違えた”と思うだけで、何をどう間違えたかを考えない可能性があります。時にはその様に直す方が効率的な事もありますが、間違った場合には、生徒様にそれを気付かせる事も重要です。
    先ほどの場合、“Oh okay, how many books did you buy?”や“You bought two books?”と尋ねれば、生徒様は自分の間違いに気づく可能性は高くなりますし、言い忘れた“a”を考えて付け足す事になるでしょう。この様に、生徒様に“間違える恐怖”を植え付けずに間違いに気付かせる事はとても大事な事です。
  • 上達を実感してもらう。
    生徒様が上達を実感する瞬間は、“伝わった”と感じた瞬間です。
    これを沢山レッスンの中では実感してもらう必要があります。その為には、常に教師が、生徒様が言っている事を対して反応をする事が求められます。例えば、先ほどのように“I bought a book yesterday.”と言ったとします。過去形を使って文章を作ると言う練習だとすると、ここで“Good job”で終わらせてしまう教師もいるかもしれません。しかし、ここで“Oh, what book did you get?”と生徒様が言った事に関して反応する事によって、会話をして“伝わっている”事を実感してもらう事が出来ます。
これらの小さいような事が、実はとても重要なのです。


この日は架空の生徒様の3ヶ月毎の目標を書き出し、発表をしてもらいました。また、実際のレッスンさながらの実践トレーニングを行ってもらいました。
教師の皆さんには、他の教師のレッスンを客観的に見る事によって、多くの事を学んで貰えたようです。

やはり教師は、教える事になると一番目が輝くのだと再確認出来た素晴らしい研修でした。暑い中、本当にお疲れ様でした。


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